出版社内容情報
平和と民主主義の為に
ファシズムと戦争に抗し、国際平和と個人の尊厳を終生訴えつづけた法哲学者・恒藤恭。
彼の民族認識の特質と歴史的意義を、その世界主義・平和主義思想との関係において思想史的に解き明かす初めての意欲的試み。
内容説明
ファシズムと戦争に抗し、国際平和と個人の尊厳を終生訴えつづけた法哲学者・恒藤恭。彼の民族認識の特質と歴史的意義を、その世界主義・平和主義思想との関係において思想史的に解き明かす初めての意欲的試み。
目次
序章 「世界民」と民族
第1章 恒藤法理学における民族認識の理論的形成―一九三〇年代前半期
第2章 恒藤法理学における民族認識の発展的深化―一九三〇年代後半期
第3章 恒藤法理学における民族認識の特質とその位置―戦時期の交錯と異相
第4章 戦後期恒藤における民族認識の実践的展開―敗戦直後から講和論争期
終章 道の曲がり角―ナショナリズムのゆくえ
著者等紹介
久野譲太郎[クノジョウタロウ]
2015年3月同志社大学大学院文学研究科博士課程(後期課程)修了。現在、ハイデルベルク大学客員研究員、同志社大学嘱託講師、博士(文化史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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