目次
1 中国医薬学の諸相(疫と疫鬼と方相氏;『正統道蔵』所収『急救仙方』に記載される「腹の虫」―日本、中近世の鍼灸流儀書への影響をめぐって ほか)
2 日本医道の遡及的考察(日本中世社会における針灸治療の実態;古医書を伝えた人々―中世和気氏の学問的系譜 ほか)
3 東アジアにおける医書の伝播(朝鮮時代の医書と『活人心』;『東医宝鑑』の日本への伝播と波及 ほか)
4 鍼灸医術の日本的展開(道三流の七表八裏九道脈と対脈―現代と比較して;粕谷流の流儀書について;宮本流経穴学とその伝承)
5 近代医学のなかの東洋伝統医学(21世紀の国際標準化が伝統医学にもたらすもの―俯瞰する視点と範疇構造規格の可能性;研究ノート 安保徹の世界 其壱―「こころ」と「からだ」をつなぐ健康学 ほか)
著者等紹介
大形徹[オオガタトオル]
立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘研究教員(教授)。専門:中国哲学
武田時昌[タケダトキマサ]
京都大学名誉教授/関西医療大学客員教授。専門:中国科学思想史
平岡隆二[ヒラオカリュウジ]
京都大学人文科学研究所准教授。専門:科学史、知識交流史
高井たかね[タカイタカネ]
京都大学人文科学研究所助教。専門:中国家具・生活空間史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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