出版社内容情報
私的な空間を共的空間へとアップデートする試み
あなたの街の公園やオープンスペースはどれくらいそこに人が集い、活用されているだろうか。
公的機関がコモンズとして提供してきた場所の多くが機能不全に陥っている一方で、個人が私有財産をコモンズ化している。
そこで活躍するのが「街場の建築家」である。
彼らの空間創造の実例を通して新しい空間の創造を考える。
内容説明
あなたの街の公園やオープンスペースはどれくらいそこに人が集い、活用されているだろうか。公的機関がコモンズとして提供してきた場所の多くが機能不全に陥っている一方で、個人が私有財産をコモンズ化している。そこで活躍するのが「街場の建築家」である。彼らの空間創造の実例を通して新しい空間の創造を考える。
目次
序章 建築・都市の限界とコモンズの可能性
第1章 パンデミックがあぶり出した“住宅問題”
第2章 公的空間の限界と住宅への疎外
第3章 コモンズへの権利
第4章 街場の建築家とコモンズ
第5章 コモンズからの問題提起―資本主義への抵抗地としてのコモンズ
終章 愛されるコモンズをつくるをつくるために
著者等紹介
松村淳[マツムラジュン]
香川県木田郡(現高松市)牟礼町出身。設計事務所勤務を経て、2014年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(社会学)。二級建築士。専門社会調査士。立命館大学稲盛経営哲学研究センター客員助教を経て、2021年より関西学院大学社会学部任期制准教授。専攻は労働社会学、文化社会学、都市社会学、建築・都市論研究、移住、まちづくり研究。ライフワークとして、人と建築の関係性を総合的に考察する視角としての「建築社会学」の可能性を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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