出版社内容情報
等身大の中国人を映し出す
国家権力、政治体制など構造的な問題にも目を配りつつ、女性、LGBTQ+、クリスチャン、少数民族、外国人居住者、留守児童、大学生、ボランティア、中小企業主、退役軍人など、現代中国を生きる「人々」の物語に注目した、斬新な入門書。
内容説明
等身大の中国人を映し出す。客観的なデータと丁寧なフィールドワークをもとに、葛藤と模索、苦悩と希望の交差点・現代中国の実像を浮き彫りにする。
目次
第1部 移り変わる中国のリアル(改革開放時代の中国を生きる―2つの世代のライフヒストリー;中国人は日本をどう見ているのか?―中国人の日本観における二重構造とその変化)
第2部 国家と社会的少数派(中国における女性の地位―「男女対立」の虚と実;LGBTQ+は中国でどう生きているのか―生存空間を模索する当事者たちの姿;プロテスタント教会―共産党政権下での信仰生活;多民族国家中国の社会構造と民族問題;中国の大都市に現れた外国人街―上海と北京の事例)
第3部 社会を生きる人々のリアル(留守児童の現状と課題―親と暮らしたい子どもたち;大学という世界―中国における大学生の生活と価値観;ボランティア―社会生活を支える篤志家たちと現代中国のボランタリズム;中国の中小企業主―「百年企業」の実現を目指して;中国社会における退役軍人―政治と経済の構造変化に翻弄される特殊な人々)
著者等紹介
兪敏浩[ユビンコウ]
名古屋商科大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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