出版社内容情報
「私たちは批判理論をフランクフルトから引き離さなければならなかった」(J・バトラー)
フランクフルト学派の男たちは愛や性、エロス、身体について何を語り、何を語らなかったか。
一世紀にわたる論争史をふりかえり、彼らの知られざる苦悩、葛藤、欲望、そして女たちとの傷だらけの「交わり」に光を当て、身体化する批判理論、演技する弁証法の可能性を模索する。
内容説明
フランクフルト学派の男たちは愛や性、エロス、身体について何を語り、何を語らなかったか。一世紀にわたる論争史をふりかえり、彼らの知られざる苦悩、葛藤、欲望、そして女たちとの傷だらけの「交わり」に光を当て、身体化する批判理論、演技する弁証法の可能性を模索する。
目次
序論にして結論
第1部 動じぬ男たち(アドルノ、そして「女々しき男たち」のイマーゴ;H.マルクーゼ、そしてオナニストたちのユートピア;ハーバーマス、そして「一般化された他者」;ホネット、そして闘争なき「承認をめぐる闘争」)
第2部 アドルノの動揺(女たちの影、女という影―アドルノのセクシュアリティを覗く(1)
エロスと弁証法―アドルノのセクシュアリティを覗く(2)
笑うアドルノ―あるカバと猟犬の物語)
第3部 振動する語り(承認・苦悩・バイオグラフィー―批判理論の現在;理想的読者とは誰か―コンステラツィオーン風に;意味が立ち上がるとき―ポスト近代的な語りの布置)
著者等紹介
入谷秀一[ニュウヤシュウイチ]
1975年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、龍谷大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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