出版社内容情報
悲哀に満ちた世界の中で「よく生きる」ためのヒント
日常の利害関心から離れ、佇むことで開かれる世界とは何か。ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』を「無関心」をキーワードに読み解き、その救済論が秘める可能性に迫る。
内容説明
悲哀に満ちた世界の中で「よく生きる」ためのヒント。日常の利害関心から離れ、佇むことで開かれる世界とは何か。ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』を「無関心」をキーワードに読み解き、その救済論が秘める可能性に迫る。
目次
第1部 佇む傍観者の無関心(それ自身無関心に、単に知覚される感覚の発見;色彩と利害関心;単なる色彩は美しいか?;美とその媒体;人間とイデー ほか)
第2部 佇む傍観者が透かしみる無上の無関心(美から善へ;苦悩の共同;地獄をみる;人間はエゴイズムを克服できるか?;陰徳としての謙遜 ほか)
著者等紹介
鳥越覚生[トリゴエカクセイ]
1984年石川県金沢市生まれ。博士(文学・京都大学)。現在、大谷大学文学部哲学科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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