アーレントと革命の哲学―『革命論』を読む

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アーレントと革命の哲学―『革命論』を読む

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  • サイズ 46判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622095545
  • NDC分類 316.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

暴力によるのではない仕方で、新しく始めることはいかにして可能か。…革命の成否のカギは暴力にあるとする固定観念を疑問に付し、政治的なものに固有な「権力(パワー)」、つまり言論と行為にみなぎる人間力に革命の本質を見出そうとするのが、アーレントの『革命論』なのである。同じく人類古来の言い伝えを借りて表現すれば、こうなろう――「はじめに言論(ロゴス)があった」と。新しい始まりとしての革命を構想する哲学は、暴力ならぬ言論の力を、つまりその意味での人間力を信ずるものでなければならない〉
アーレント『革命論』をどう読むか。本書は『革命論』の訳者による、詳細なテクスト読解である。「革命とは何か」についてのアーレントの基本的考え方、フランス革命からロシア革命にいたる系譜だけでなく、アメリカ独立革命にアーレントが重点を置いた意味、さらに、始まりとは、約束とは、「どんな革命にも驚くべき規則性で現われてくる新しい国家形態」である評議会制とは、そして憲法とはいかなるものか。
このように『革命論』を読み解きながら、著者はわれわれを取り巻く戦後日本の姿、とくに日本国憲法のあり方をめぐって考察を進めてゆく。
一冊の本から何を知り、理解し、考えることができるか。厳密かつ自由なレッスンの書である。

内容説明

アーレント『革命論』をどう読むか。本書は『革命論』の訳者による、詳細なテクスト読解である。「革命とは何か」についてのアーレントの基本的考え方、フランス革命からロシア革命にいたる系譜だけでなく、アメリカ独立革命にアーレントが重点を置いた意味、さらに、始まりとは、約束とは、「どんな革命にも驚くべき規則性で現われてくる新しい国家形態」である評議会制とは、そして憲法とはいかなるものか。このように『革命論』を読み解きながら、著者はわれわれを取り巻く戦後日本の姿、とくに日本国憲法のあり方をめぐって考察を進めてゆく。一冊の本から何を知り、理解し、考えることができるか。厳密かつ自由なレッスンの書である。

目次

序論 「戦争と革命」を読む
第1章 「歴史的背景」を読む
第2章 「社会問題」を読む
第3章 「幸福の追求」を読む
第4章 「創設―自由の構成」を読む
第5章 「時代の新秩序」を読む
第6章 「革命の伝統と、革命精神」を読む

著者等紹介

森一郎[モリイチロウ]
1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東北大学情報科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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榊原 香織

63
アメリカ革命が成功したのは憲法を制定したから、ということ。連邦制には地元民族の風習も取り入れたと聞いたことがあるけどそれには言及無。 アーレントの解説なのだけど、著者の現代日本批判がばしばし。これ、アーレントの意見じゃないよね、まあ、彼女が生きてたらなんていうかは聞いてみたいけど2023/05/30

森中信彦

1
アーレントの『革命論』の翻訳者の解説本なので読んでみました。 『革命論』を引用しながらその個所の解説が殆どだが、「左翼陣営からすれば『革命論』は反革命の書なのである。」という言及や、『活動的生』における「相互約束」の引用などは参考になりました。 しかし、この著者は引用個所に関連する日本の状況について論評していますが、あまり評価できる内容ではないと思っています。むしろ、ない方がいいのではないかと感じています。具体的にはこれから述べます。(続く)2023/06/09

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