出版社内容情報
共有される「障害」者の語りと広がるコミュニティ
かつて大阪青い芝の会の会長として関西を中心に「障害」者解放運動をリードしていた森修という人がいた。彼は、大学生の中から自身の介護者を集め、身体を張ってふれ合いながら自らについて語った。その語りは若者たちに共有されてコミュニティを形成し、彼らの人生を大きく変えていく。当事者へのインタビューを通じて、学びと地域社会で生きることを「語り(ナラティヴ)」という観点から描き出す。
内容説明
かつて大阪青い芝の会の会長として関西を中心に「障害」者解放運動をリードしていた森修という人がいた。彼は、大学生の中から自身の介護者を集め、身体を張ってふれ合いながら自らについて語った。その語りは若者たちに共有されてコミュニティを形成し、彼らの人生を大きく変えていく。当事者へのインタビューを通じて、学びと地域社会で生きることを「語り」という観点から描き出す。
目次
第1章 “語りの獲得”という「学び」
第2章 森修の生涯と地域での活動
第3章 1980年代までの元・学生介護者を中心とした語り
第4章 1990年代の元・学生介護者を中心とした語り
第5章 2000年頃~2010年代の元・学生介護者を中心とした語り
第6章 語りの共有と相互に支え合うもの
著者等紹介
林美輝[ハヤシミキ]
現在、龍谷大学文学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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