出版社内容情報
国際社会に押し付けられるアフリカ観. 多様性や主体性を看過するかのようなその価値観を克服するため, アフリカの日常をフィールドから捉えなおす. そこにはもはやモノトーンの世界なんてない. あるのは, 葛藤しながらも問題を乗り越えようとするアフリカの人びとの豊かな潜在力の世界だ.
内容説明
アフリカの人びとの多様な“生”をカラフルに描き出す。国際社会に押し付けられるアフリカ観。多様性や主体性を看過するかのようなその認識を克服するため、アフリカの日常をフィールドから捉えなおす。そこにはもはやモノトーンの世界なんてない。あるのは、葛藤しながらも問題を乗り越えようとするアフリカの人びとの豊かな潜在力の世界だ。
目次
第1章 西ケニアの村人にとってコロナ禍とは何か―共同・互助にみるアフリカ潜在力の可能性
第2章 花嫁と監督―ガーナ南部の仕立屋が魅せる潜在力
第3章 インフォーマル・セクターにみるアフリカ潜在力―カメルーン起業家の20年から
第4章 南アフリカにおけるコンゴ人ディアスポラ
第5章 戦争の過去、移民としての今―在日イボ人とビアフラ独立運動
第6章 ムカデ―ふたりの姉妹の割礼儀礼をめぐる“変化と維持”の物語
第7章 われわれは債務を返せない―トマ・サンカラの負債論
第8章 西アフリカ・サヘルにおける農牧紛争の基層―空間的な分析と可視化
第9章 植民地期ナイジェリアのハンセン病コントロール
著者等紹介
落合雄彦[オチアイタケヒコ]
1965年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、敬愛大学国際学部専任講師、龍谷大学法学部助教授をへて、現在、龍谷大学法学部教授(アフリカ地域研究、国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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