したいけど、めんどくさい―日本のセックスレス現象を社会学する

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したいけど、めんどくさい―日本のセックスレス現象を社会学する

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  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771035935
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C1036

出版社内容情報

なぜ日本ではセックスについて語り合うことが、こんなにも難しいのだろうか。
現代日本において、男女はどのような性意識・性行動によって、セックスレスになっていくのか。
20代から40代の経験者へのインタビューを通して、セックスをめぐるコミュニケーションの困難性とセックスレスカップルにとって、「セックス」はどのような意味や価値を持つのかを考える。

内容説明

現代日本において、男女はどのような性意識・性行動によって、セックスレスになっていくのか。20代から40代の経験者へのインタビューを通して、セックスをめぐるコミュニケーションの困難性とセックスレスカップルにとって、セックスはどのような意味や価値を持つのかを考える。

目次

第1部 セックスレス現象における概要(セクシュアリティ研究;セックスレス現象における先行研究)
第2部 インタビューを通じたセックスレスの分析(インタビュー調査を通じたセックスレスの分析(20代~40代)
婚外恋愛・婚外セックスとセックスレス)
第3部 セクシュアリティの国際比較(セックスレスは日本特有なのか、西欧でも生じるのか)
補論 セックスレスは雑誌でどのように論じられてきたか

著者等紹介

アリス,パッハー[アリス,パッハー] [Pacher,Alice L.]
2010年ウィーン大学日本学専攻卒業。現在、明治大学文学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

turtle

6
なんとも意味深なタイトルゆえ、思わず図書館で予約して借りてしまいました。日本人のレスについて、インタビューなどを通じて検証した学術論文で、読みながら、あー、思い当たるわー、などとつぶやいてしまいました。タイトルのみに目を奪われて著者名を見ていなかったのですが、あとがきと略歴でウィーン大学卒の外国の方と知ってびっくり。学術的な言葉が駆使され、完全にネイティブ日本人かと思っていました。2022/07/26

でにす

1
セックスレスの原因を調査し、インタビューも多く記載している本。理由ら分かるが、解決まで行くのは難しい。2024/04/09

ゆうと

1
オモコロの本屋バトルの記事より。『したいけど、めんどくさい』というインパクトのあるタイトル。セックスという言葉がゲシュタルト崩壊しそうなほど出てくるが、とても真面目な論文系。コロナ以前のセックスレスについて、その実情などが探られている。まだまだ手探りだろうこの分野で、すごい。 レスの原因としては仕事・育児・性的魅力・他の趣味・夫婦間の相互理解不足…上げればキリがない。解決策も難しい。西欧ではセックスレス=関係に問題があるという考え方の違いに驚いた。社会的背景は国で違うというのを痛感する。発展して欲しい分野2023/08/21

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