出版社内容情報
純粋経験とは何か。
見落とされがちな方法論に着目し、錯綜するテクストを丹念に読み解くことで、ジェイムズ宇宙論の核心を明瞭に描き出す。
・・・本書において示されるジェイムズの宇宙論は、世界の実相を純粋経験として提示するものである。私たちが住まうこの世界はどのように流れ、どのようによどむのか。ジェイムズの議論をとおして、そのことを見極めてみたい。(「序」より)
内容説明
ジェイムズ研究の最前線。見落とされがちな方法論に着目し、錯綜するテクストを丹念に読み解くことで、ジェイムズ宇宙論の核心を明瞭に描き出す。
目次
第1章 意識経験の統一性と複数性―『心理学原理』における意識論と自己論の調停(意識の流れの統一性―『原理』第九章を中心に;自己論における経験の複数性と『原理』に含まれる対立―『原理』第一〇章を中心に ほか)
第2章 純粋経験の多様な見方―統一的理解の試み(純粋経験に関する諸解釈の分類と本書の立場;世界の素材としての純粋経験―存在論的な純粋さ ほか)
第3章 ジェイムズ哲学における関係の概念―F.H.ブラッドリーとの論争をとおして(ブラッドリーによる関係批判;『徹底した経験論論集』における関係の擁護 ほか)
第4章 ジェイムズ哲学の方法論―世界への多角的アプローチ(ジェイムズの哲学観―ヴィジョンとしての哲学;多角的パースペクティヴと調停的態度 ほか)
第5章 ジェイムズ宇宙論における信じる意志の合理性(気質と合理性の感情;気質によって選ばれるヴィジョン―哲学の系統図を巡って ほか)
結論 ジェイムズ哲学の多角的理解に向けて
著者等紹介
大厩諒[オオマヤリョウ]
1983年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。専門は世紀転換期のアメリカ哲学史。現在、三重大学人文学部特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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