男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ

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男性危機(メンズクライシス)?―国際社会の男性政策に学ぶ

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  • サイズ 46判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784771035768
  • NDC分類 367
  • Cコード C0036

出版社内容情報

今、根本的に揺らごうとしている男性主導社会
 男性性のゆらぎ=メンズクライシスの時代
男性もまた「理想的な男性像・男性役割」に戸惑い始めている
男性性の分析を通じてジェンダー平等社会の実現を構想する

男性たちが直面しているある種の「危機」の状況とその背景を冷静にとらえ直し、海外の先進地での取り組みや日本での取り組みの歴史を広く紹介。女性学・男性学研究の両方の成果をふまえ、多様な性に関わる議論も視野に入れながら、日本でジェンダー平等を促進し、同時に男性たちの「危機」を緩和していくための実効性のある具体的政策を提言する。

内容説明

男性性のゆらぎ=メンズクライシスの時代。男性性の分析を通じてジェンダー平等社会の実現を構想する。

目次

第1章 「男性主導社会の終わり」を前に
第2章 危機に直面する男たち
第3章 男性対象ジェンダー政策の国際的動向
第4章 先進地の事例から―スウェーデン
第5章 日本における男性問題への対応の歴史
第6章 男性ジェンダー政策の視点と方法

著者等紹介

伊藤公雄[イトウキミオ]
京都産業大学現代社会学部客員教授、京都大学・大阪大学名誉教授。1970年代末、男性性を対象とした研究を仕事の一つとして開始。1991年呼び掛け人の一人としてメンズリブ研究会結成。政府や地方自治体、大学等でジェンダー平等政策に長く関わっている。現在、男性の女性に対する暴力を男性の立場からストップするための運動に取り組む。一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表

多賀太[タガフトシ]
関西大学文学部教授。専門は、教育社会学、家族社会学。これまでに青年期問題、学校教育、育児と家庭教育、仕事と家庭の調和などの様々な観点からジェンダー問題を研究。1990年代半ばから九州や関西の市民団体で男性問題に取り組む活動に参加し、政府や自治体の委員等を歴任。女性に対する暴力防止啓発に男性主体で取り組む一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表、NPO法人デートDV防止全国ネットワーク理事

大束貢生[オオツカタカオ]
佛教大学社会学部准教授。1990年代より男性運動(メンズリブ)の活動を行い、大阪市で会催された第7回男のフェスティバル等の運営を行ってきた。また、京阪神の複数の地方自治体の男女共同参画推進審議会等の委員として提言を行う関係から、男女共同参画政策、特に男性やLGBT対象の政策における効果的な事業の在り方について様々な調査研究から検討を行っている

大山治彦[オオヤマハルヒコ]
四国学院大学社会福祉学部教授、メンズセンター運営委員長。専門は、ジェンダー論、家族社会学。1980年代の後半より、関東でジェンダー平等を目指す男性たちの運動に関わる。その後、関西に移り、メンズリブ研究会やメンズセンターの呼びかけ人となる。また、研究者として、男性性やSOGIに関する研究を行う。近年は、研究年期(ヨーテボリ大学ジェンダー研究センター客員研究者)をきっかけに、スウェーデン研究にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

40
新刊コーナーから。なんのこっちゃ?と手に取りました。う~ん、生物学的な部分や犯罪の構図といった内容は「アダムの呪い」で読んだときと考察自体は変わっていないかなあ…。とはいえ、日本の男性学者からこういう視点が出てくるようになったのは評価すべきなのかもしれません。日本人男性が日本人男性に向けて「このままだと日本男子ヤバイ」と言うことで少しは耳を傾ける人が増えるといいんだけど…。2023/02/20

katoyann

24
ジェンダー平等を志向する社会における男性の諸課題について分析した社会学の本。「剥奪された男性性」というキーワードにあるようにグローバル資本主義の時代にあって、失業リスクの高い男性が男性性を保つことが困難になってきている。その悪い反応が性暴力やヘイトクライムになって現れてきているという。 これからは自己も他者もいたわることのできるケアリング・マスキュリニティの獲得が鍵である。国際比較もあり、興味深い一冊となった。2023/05/24

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