出版社内容情報
日本における労使紛争の現状と労使紛争処理制度の展開を、労使紛争が処理される典型的な流れに合わせて再検討することにより、現在の日本の労使紛争処理制度の特徴と問題点を確認する。労使紛争処理制度のあるべき基本形に近づくための大胆な再構築案を提示。
目次
第1部 総説(日本における労使紛争処理総論)
第2部 個別的労使紛争処理の現状(都道府県労働局における個別労働紛争解決制度;都道府県による個別的労使紛争処理;民間組織による個別的労使紛争処理;裁判所における個別的労使紛争処理)
第3部 集団的労使紛争処理の現状(労働組合―団体交渉(憲法28条)による労使紛争の解決
労働委員会による集団的労使紛争処理)
第4部 日本の労使紛争処理制度の展望(日本の労使紛争処理制度の再構築案)
著者等紹介
村田毅之[ムラタタカユキ]
1957年4月22日青森県青森市生まれ。1976年青森県立青森高等学校卒業。1980年明治大学政治経済学部経済学科卒業。1980~82年東京都職員(千代田区立永田町小学校事務主事)。1988年明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。1993~00年明治大学法学部非常勤講師。2000~06年松山大学法学部専任講師を経て助教授。2006年4月~松山大学法学部教授(12~14年法学部長)。2011年4月~愛媛県労働委員公益委員(16年5月~会長)。2013年4月~愛媛労働局紛争調整委員会委員。2013年9月~社会保険労務士総合研究機構所長。2013年10月~愛媛地方労働審議会委員(21年11月~会長)。2020年4月~松山大学大学院法学研究科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。