スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで

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スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784771035430
  • NDC分類 780.19
  • Cコード C1036

出版社内容情報

金メダリストを創ることのいったい何が問題なのか?
遺伝子操作技術の急速な進化により、「遺伝子ドーピング」への懸念が高まっている。スポーツの価値を揺るがす遺伝子ドーピングが現実となった時、アスリートの身体や社会にどのような影響をおよぼし、どのような問題が起こるのか。私たちはいま遺伝子ドーピングとどのように向き合うべきかを問う。巻末には中村桂子氏へのロングインタビュー収録

「本書の最大の特徴は,遺伝子操作技術や遺伝子ドーピングの検査手法といった医学・生命科学的な知見から,スポーツ倫理・哲学や人間のいのちの哲学まで,学際的な内容が取り上げられていることである。この本が1 冊あれば,遺伝子ドーピングに関わる問題についてさまざまな視点から読み解き,理解を深めることができるだろう。」(「総説」より)

内容説明

金メダリストを創ることのいったい何が問題なのか?遺伝子操作技術の急速な進化により、「遺伝子ドーピング」への懸念が高まっている。スポーツの価値を揺るがす遺伝子ドーピングが現実となった時、アスリートの身体や社会にどのような影響をおよぼし、どのような問題が起こるのか。私たちはいま遺伝子ドーピングとどのように向き合うべきかを問う。巻末には中村桂子氏へのロングインタビュー収録。

目次

総説 なぜいま遺伝子ドーピングを問うのか
1 遺伝子ドーピングの最新技術(遺伝子操作技術とドーピング問題;遺伝子ドーピングの検査手法の開発研究について;馬産業における遺伝子操作技術と遺伝子ドーピング問題)
2 スポーツ倫理・哲学からみた遺伝子ドーピング(遺伝子ドーピングの倫理学;スポーツの意味と哲学;遺伝子テクノロジーとスポーツ―新しい倫理的問題)
3 生命の尊厳と哲学(エンハンスメントと人生における幸福のかたち;人間の欲望の哲学;人間のいのちの尊厳を考える―人格概念の捉え直しを通して)
付録 中村桂子先生ロングインタビュー

著者等紹介

森岡正博[モリオカマサヒロ]
早稲田大学人間科学部教授、早稲田大学現代死生学研究所所長。東京大学大学院単位取得退学。博士(人間科学)。大阪府立大学を経て、2015年より現職。専門は、生命の哲学、生命倫理学

石井哲也[イシイテツヤ]
北海道大学安全衛生本部教授。北海道大学博士(農学)。京都大学iPS細胞研究所特任准教授・研究統括室長、北海道大学安全衛生本部特任准教授を経て、2015年より現職。専門は、生殖と食のバイオテクノロジーの生命倫理

竹村瑞穂[タケムラミズホ]
日本福祉大学スポーツ科学部准教授。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士一貫課程単位取得満期退学。博士(体育科学)。早稲田大学助手、助教を経て、2017年より現職。専門は、スポーツ倫理学・スポーツ哲学・生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バトルランナ-

9
読みやすい。3.5点。2025.2.25。 p155薬物摂取というパフォーマンスエンハラスメントが許容できないのはそれが徳を欠いたアスリートである事を意味していたり、さらに悪しき競争者であることも意味していたりするからではない。 ここがこの本の頂点。 ウクライナ戦争で友人も多いウクライナに全面的に賛同できないところを思い出す。 国民の僕でも描かれていた汚職にまみれたウクライナ政府。官僚。 ドーピングにまみれたウクライナ、ロシア。 特に戦争突入前10ヶ月は外交をしっかりやっていたとは言いがたい。2025/02/25

しんさん

3
国際馬術連盟は、クローン馬の利用を容認している。そうなのか。問われているのはスポーツの価値ではなく、スポーツすることの意味。2023/06/26

たろーたん

1
遺伝子ドーピングには二つある。一つはアスリートの身体の中に別の遺伝子を入れたり、操作したりするものだ。もう一つは、遺伝子の良い子供を作るもの。後者は、すでに2018年に受精卵のゲノム編集をした双子が中国で誕生し、研究者は有罪判決を受けている。もしこの子供がスポーツがすごくできた場合、この子供はスポーツから弾かれるべきか否か。テストステロンが多い女性など、生まれつきの素質でゲームから拒否される事例はすでにある。しかし、自分の意志でやったドーピングならともかく、(続)2024/05/09

きぬりん

0
遺伝子ドーピングについての論文集。冒頭3章は、ゲノム編集の登場を受けた遺伝子ドーピングの技術的可能性の現状と、cfDNAを利用したリキッドバイオプシーによる検出技術開発の可能性とその技術的・倫理的障壁、競馬での遺伝子ドーピングの問題を紹介。残り6章はスポーツ哲学者や倫理学者による倫理的側面についての考察。遺伝子ドーピングに特異な問題としてデザイナベビーによる試合参加の是非の問題が指摘されているが、問題の指摘だけで考察を欠いており、全体的にはエンハンスメントの問題点をめいめいが主張するだけに終始。2022/06/02

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