出版社内容情報
なぜケイパビリティ・アプローチが必要なのか という、その背景を明確化。
本書は、アマルティア・センが1985年に行ったタナー・レクチャーを書籍化したものであり、センの2つの講演に加え、4名の討論者からのコメント、およびセンからのリプライによって構成されている。
討論者には、経済指標の専門家(J.ミュエルバウアー)や哲学の大家(B.ウィリアムズ)が含まれ、非常に射程の広い対話を読むことができる。
アマルティア・センのレクチャーの論点についてやさしく道案内をした訳者解説、巻末付録としてアマルティア・セン邦訳書リスト付き。
【「訳者まえがき」より(一部抜粋)】
本書はAmartya Sen
目次
序論(ジェフリー・ホーソン)
レクチャー1:概念と批判(アマルティア・セン)
レクチャー2:生活とケイパビリティ(アマルティア・セン)
生活水準をめぐるセン教授の議論について(ジョン・ミュールバウアー)
生活水準―不確実性・不平等・機会(ラヴィ・カンブール)
コモディティ化と生活水準(キース・ハート)
生活水準―利益とケイパビリティ(バーナード・ウィリアムズ)
リプライ(アマルティア・セン)
著者等紹介
ホーソン,ジェフリー[ホーソン,ジェフリー] [Hawthorn,Geoffrey]
1941年生まれ。イギリス出身。長年にわたりケンブリッジ大学で教鞭を執った後、2015年没。専門は社会理論および政治理論
セン,アマルティア[セン,アマルティア] [Sen,Amartya]
1933年生まれ。インド西部、西ベンガル州シャンティニケタンの出身。1959年にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジにて経済学博士号を取得。ジャダプール大学、デリー・スクール・オブ・エコノミクス、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)、オックスフォード大学、ハーバード大学、ケンブリッジ大学の教授職を歴任。1998年にはアジア人として初のノーベル経済学賞を受賞した。2021年現在、ハーバード大学で引き続き教鞭を執っている
ミュールバウアー,ジョン[ミュールバウアー,ジョン] [Muellbauer,John]
1944年生まれ。イギリス出身。ウォーリック大学、ロンドン大学バークベック・カレッジでの教職を経て、1981年より現在までオックスフォード大学ナフィールド・カレッジにて教鞭を執る。専門はマクロ経済学および応用経済学
カンブール,ラヴィ[カンブール,ラヴィ] [Kanbur,Ravi]
1954年生まれ。インド出身。オックスフォード大学をはじめとする英米の複数の大学での教職や世界銀行のチーフ・エコノミストなどを経て、1997年より現在までコーネル大学で教授職を務める。専門は開発経済学および公共経済学
ハート,キース[ハート,キース] [Hart,Keith]
1943年生まれ。イギリス出身。ケンブリッジ大学などの多数の大学での教職を経て、現在はロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの名誉教授。専門は経済人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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