内容説明
私たちはどのように商品を選んでいるのだろうか。その商品の使い心地、使っているときの気分…。「感性」に訴える商品は、商品開発の過程で多くの工夫がなされている。本書は、衣食住に関する商品開発を考察し、日本のものづくり産業の衰退を打開するヒントを提供する。
目次
第1部 衣・ファッション・ラグジュアリーにおける感性商品開発(感性価値/物神的価値のこれから―ラグジュアリー戦略の適用と重要性;ラグジュアリーファッションにおけるオンラインリテール―デジタルプラットフォーマーの分析;ラグジュアリーブランドの国内市場におけるポジショニングと成功要因;ラグジュアリー産業の進化―日本の中小企業への応用可能性)
第2部 食・食文化・味覚における感性商品開発(日本の老舗ブランドにおけるラグジュアリーブランディング―京菓子司「亀末廣」の事例;日本食の国際化におけるアメリカでの再文脈化の地域性;ご当地レトルトカレーのパッケージデザインに見るおいしさ表現―シズル写真の多様な表現手法;味覚イメージの形態表現とその形態変化が味覚イメージに与える影響)
第3部 住・消費生活・街なかにおける感性商品開発(商業施設の「経験価値」による高付加価値化の提案と事例;企業ロゴにおけるグローバル企業のローカル展開;イタリアにおける高級車のデザインプロセス―マセラティ“maserati”を中心として;「感性なんてわからない」人と取り組む、動機のデザイン―当事者を主体者に変える、実践プロセス)
著者等紹介
長沢伸也[ナガサワシンヤ]
早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)および商学研究科博士課程教授。1955年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。工学博士(早大)、立命館大学教授等を経て、2003年より現職、仏ESSECビジネススクール、パリ政治学院客員教授、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン寄附講座教授を歴任。専門はラグジュアリーブランディング論、商品開発・管理学会長、Luxury Research Journal等5英文学術誌編集委員・顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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