内容説明
ラカンの声とまなざしとともに、三島の文体と肉体と身体を読み直し、これまでの三島像と訣別する試み。三島によって自在に繰り出される美しい文字の群れ、その饒舌な言葉の行間から一瞬流出する、死の欲動の線をたどる。
目次
第1章 ラカンによるフロイトの欲望への問いかけ
第2章 『音楽』精神分析家の欲望への問いかけ
第3章 筋肉のメランコリー
第4章 家族の見掛けと対象aの弁証法
第5章 金閣の書字と身体
第6章 『サド侯爵夫人』と『わが友ヒットラー』のあいだ
第7章 剣と身体の政治的享楽
著者等紹介
福田大輔[フクダダイスケ]
2011年パリ第8大学大学院精神分析研究科博士号取得。現在、青山学院大学総合文化政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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