内容説明
若者は、自分の進路について、自己分析や業界/企業研究では十分確信できない曖昧さや不安を抱えている。この問題にいかに対処するか、基本的な考え方がここにある。最新のエビデンスに基づく「とりあえず研究」により、若者が自覚的にキャリアを築くための道筋を模索した唯一の書。
目次
第1章 「とりあえず志向」研究の意義と目的
第2章 先行研究サーベイ
第3章 とりあえず公務員
第4章 とりあえず正社員
第5章 とりあえず志向の縦断的研究―大学生の「とりあえず進学」から「とりあえず初職継続」までの4時点間の検討
第6章 とりあえずフリーター―正規就業を積極的に表明しない心理の概念構造の分析
第7章 とりあえずニート―若年無業者の曖昧心理がキャリア意識に及ぼす影響
第8章 とりあえず志向の国際比較(日米韓)―キャリア選択過程における曖昧心理の要因分析
第9章 全体的結論と今後の研究課題
著者等紹介
中嶌剛[ナカシマツヨシ]
1974年兵庫県生まれ。2004年同志社大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(経済学)。現在、千葉経済大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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