内容説明
行政裁量統制の課題と展望。行政規則を巡る論点について、解釈基準や裁量基準を中心に日本における学説や判例実務の状況・動向を整理する。行政裁量統制を巡る論点については、判断過程審査について多角的な視点で検討を行う。
目次
序章 行政裁量と解釈基準・裁量基準
第1章 内部基準の拘束力
第2章 解釈規則・解釈基準を巡る判例動向
第3章 裁量基準に関する一考察
第4章 アメリカ司法審査論再考
第5章 裁量審査における目的違反・動機の不正について
第6章 政治的裁量・政策的裁量の統制―民主的意思決定への裁判所の関与を巡って
第7章 裁量統制における調査義務
第8章 公共安全情報該当性と裁量論
著者等紹介
高橋正人[タカハシマサト]
1975年新潟県生まれ。2007年東北大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。2010年より静岡大学人文社会科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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