内容説明
異なる時空の「文化交換」から生じる芸術現象を、美学、芸術学、芸術諸学の切り口から考究する。『カルチャー・ミックス』シリーズ展開編。
目次
第1部 建てる 住まう 橋架ける カルチャー・ミックス(美学的観点からの問題提起:「絶景」に「住まう」は可能か―「忍野八海」村長天野多喜雄邸「増築」(二〇〇六年)を事例として
東西に架ける橋―橋梁と日本近代の都市景観形成)
第2部 つながる美学としてのカルチャー・ミックス―詩と音楽の時間 光の美学から美術史への射程を広げる(瞬間と永遠に関するスケッチ―ガストン・バシュラールの「詩的瞬間」をめぐって;作品の美学から演奏の美学へ―ハンスリック美学とブルレ美学の比較から見えてくる音楽美学の流れ ほか)
第3部 コミックリリックポリティック―文学と演劇のカルチャー・ミックス(「笑い」と「真面目さ」から「何も生じないこと」へ―ヘーゲルの同時代喜劇批評を巡って;「リリスム」の生成とフランス・ロマン主義 ほか)
第4部 カルチャー・ミックスでの日常生活―張り詰めた部屋の雰囲気 フレームのない美的生活(主観性と襲われる私―G.ベーメの「情態性」概念;もう一つの“Aesthetic Turn”―「日常」と「美学」を繋ぐものを求めて)
著者等紹介
清瀬みさを[キヨセミサオ]
同志社大学大学院文学研究科博士課程後期満期中退。現在、同志社大学文学部美学芸術学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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