内容説明
グローバル化した時代において、「ことば」はどのような意味や役割をもつのだろうか。文化を支える「ことば」について日本語教育、英語教育、バイリンガリズム、言語習得、社会言語学といった多角的な視点から再考察する。
目次
1 日本語教育―地域・文化・人をつなぐ「日本語」:学校教育の視点から(地域・文化・社会をつなぐ「日本語」―日本語教育の観点から;地域・文化・社会をつなぐ日本語教育―日本語教育人材の養成・研修の観点から;海外における日本語教育―高度人材獲得の視点から言語文化政策としての日本語教育を再考する)
2 バイリンガリズム研究―バイリンガルの言語使用・言語能力の多様性を探る(バイリンガル母子間における言語使用の変遷―ミクロな観点からその軌跡を追う;バイリンガル児童のナラティヴ―二言語の併存から見えてくるもの)
3 英語教育―Pragmatic and Intercultural Competence(語用論的能力と文化能力)(Two Competencies:Intercultural and Pragmatic;Intercultural Communication in Language Education and Language Teacher Education)
4 言語習得―社会的存在としての第二言語学習者(社会的存在としての第二言語学習者―CLIL的要素を持った英語活動の理論と実践;スタディー・アブロード環境における第二言語語用論的能力の習得)
5 社会言語学・言語人間学―ことばを鳥瞰する(ことばと世界を鳥瞰する;社会言語学の世界)