内容説明
地域は人びとに与えられるものであるとともに、人びとが自ら創り上げていくものである。地域は人びとにどのような可能性をしめすのか?そして人びとはそれを地域創生・再生にどのように活かしていくのか?沖縄とフランスの地域を題材に考察する。
目次
第1部 地域とは何か(地域概念;地域概念と地域への視点;沖縄概観;フランスの地域概観)
第2部 地域の構築(宮古島の「綾道」事業;宮古島島尻のパーントゥ;ロリアンのインターケルティック・フェスティヴァル)
第3部 地域の記憶(オヤケアカハチの記憶;アンヌ・ド・ブルターニュの記憶)
第4部 地域の風景(石垣島の風景;西表島の風景;日本人画家のブルターニュ体験(1)―黒田清輝と久米桂一郎
日本人画家のブルターニュ体験(2)―坂本繁二郎
ブレイス語の風景)
補論 地域における統合と分離(戦後沖縄における同化と離脱;フランス・バスクにおける地域再編)
著者等紹介
今林直樹[イマバヤシナオキ]
1962年兵庫県相生市生まれ。1996年神戸大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、宮城学院女子大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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