景観共同体としての地域―里山景観を持続させる権利

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771032781
  • NDC分類 519.8
  • Cコード C3032

内容説明

里山に暮らす人々はいかにして生活環境づくりを行ってきたか。地域の景観の形成と保全はどのように維持されてきたか。近代以前から続く「入会」ならびに「耕地」と景観の関係から、慣習に培われた村落共同体が景観共同体に移行ないし再生する過程をつぶさに考察する。

目次

第1章 入会と環境保全―志賀高原の自然を守った「入会の慣習」
第2章 耕地制と景観の形成―松本市梓川地区の耕地制
第3章 浅間山麓における風景地保全活動―NPOを中核とする地域の連携
第4章 人と自然とアートが織りなす景観の形成―越後妻有「大地の芸術祭の里」
第5章 景観に関する考察
第6章 里山景観を持続させる権利―安曇野の廃棄物処理施設反対運動
終章 景観共同体としての地域

著者等紹介

宮守代利子[ミヤモリヨリコ]
早稲田大学大学院社会科学研究科修了、博士(社会科学)。1948年長野県松本市生まれ。長野県立松本深志高校(1966年)、上智大学法学部(1970年)を卒業後、大阪法律ゼミナール(司法試験、司法書士試験などの法律予備校)を夫とともに設立し、経営にあたる。信州大学大学院で経済学修士(2009年)。早稲田大学大学院で社会哲学、環境法政策を専攻し、博士号を取得(2019年)する。「耕地」研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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