目次
はじめに―戦争と福祉
第１章 大戦前の工場管理と女性労働者
第２章 イギリス参戦と軍需省創設
第３章 軍需省福祉部とＢ．Ｓ．ロウントリー
第４章 ロンドンの国営工場―技能と社会移動
第５章 イングランド北部の砲弾工場―労働者の生活と福祉
第６章 民間統制工場と階級格差―アームストロング社
第７章 スコットランドの爆薬工場―グレトナ国営工場
終章 工場福祉と人間的要因
著者等紹介
武田尚子［タケダナオコ］
早稲田大学人間科学学術院教授、博士（社会学）。専門分野：地域社会学、都市社会学。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。２０１８～１９年：イギリスヨーク大学歴史学部客員研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ワッキー提督
5
ロイド・ジョージの言うところの「戦争と福祉が手をたずさえて進む」過程の代表事例として、軍需工場における女性労働者の労働環境の改善が、軍需省によってどのように進められたかについて分析した一冊。 著者の述べる通り、戦時下という特殊状況によって福祉が進んだという人間の性と、そういった状況下で単に戦時生産の強化以上に先を見据えた視点が持たれていたという点が興味深い。2019/10/18
