徳と政治―徳倫理と政治哲学の接点

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771031647
  • NDC分類 151.1
  • Cコード C3012

内容説明

西洋と東洋において徳がどのように理解されてきたのかを思想史的に考察し、さらに徳という概念が政治を中心とする諸領域にどのようなインパクトをもたらすかを検討する。本書は徳のポテンシャルを最大限に引き出そうとする試みである。

目次

徳の政治学・政治哲学に向けて
第1部 徳の政治思想史(古代ギリシアの徳理論;古代中国に於ける徳理論―「徳」と「性」;中世の徳理論―キリスト教世界における徳と共通善;社会契約論と徳;カントと徳の問題―「善に対する正の優位」を通してのアプローチ;現代英米哲学と徳―アリストテレス主義と非アリストテレス主義)
第2部 現代の政治思想と徳(リベラリズムと徳;コミュニタリアニズムと徳―「陶冶の政治」は可能か;グローバルな貧困問題と徳;情報化社会と徳;自然科学と徳;教育と徳―自由と徳育の相剋;戦争と徳;動物と徳―徳倫理学的アプローチの可能性と限界)

著者等紹介

菊池理夫[キクチマサオ]
1948年青森県生まれ。1976年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学博士課程単位取得退学。1988年法学博士(慶應義塾大学)。現在、三重中京大学名誉教授

有賀誠[アリガマコト]
1960年大阪府生まれ。1990年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、防衛大学校人文社会科学群公共政策学科教授

田上孝一[タガミコウイチ]
1967年東京都生まれ。1991年立正大学大学院文学研究科修士課程修了。2000年立正大学大学院文学研究科、博士(文学)。現在、立正大学非常勤講師・立正大学人文科学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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