映画館のなかの近代―映画観客の上海史

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771031326
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C3022

内容説明

遅刻やおしゃべりは御法度。途中で席を立つのは芸術が分からぬ「田舎者」。現代でも通用するようなモダンな映画鑑賞マナーが、1920年代の上海で定着した。中国における映画鑑賞と観客の知られざる歴史を紐解く初めての書。

目次

序章 映画観客とは誰か?
第1章 上海の遊歩者―映画観客はいかにして登場したか
第2章 「理解する」娯楽―映画説明成立史考
第3章 闇のなかの知的なささやき―肉声による映画説明
第4章 「猥雑」の彼岸へ―「健全」なる娯楽の誕生
第5章 刺激の近代―『閻瑞生』の変奏
第6章 映画館への通い方―映画鑑賞の成立
第7章 「肉感」と「健康美」のはざま―ポルノグラフィと「良き観客」
終章 映画観客史はどこへ向かうか?

著者等紹介

菅原慶乃[スガワラヨシノ]
1974年北海道生まれ。1996年立命館大学国際関係学部卒業。1998年北京電影学院留学(高級進修生・中国政府奨学生、至2000年)。2003年大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了、博士(言語文化学)。2012年第8回太田勝洪記念中国学術研究賞受賞。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つまみ食い

6
名著。観客による鑑賞の実践に焦点をあてた映画史本は日本国内のものや欧米のもので充実してきてるが、日本語で読める民国期の中国の同種の本はまとまったものではかなり稀少ではないか。茶園などを「遊歩」する清朝からの上海の文化の延長にあった散漫ともいえる映画鑑賞(途中入退場や友人と喋りながらは当たり前)が、やがて「文明化」されマナーが唱えられていくプロセスはとても面白い2024/06/03

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