内容説明
20世紀に起きた著しい成長の末、市場経済は社会から逸脱してしまった。本書は21世紀の新しい「民富」への道である、経済活動の多様性を模索する。市場と国家・政府の二分論に加え社会的領域を再検討し、政策・制度の観点から金融資本、産業資本、文化資本の現状を見つめる。
目次
21世紀の豊かさと多様性をもつ社会への道
第1部 経済活動領域の変遷と多様性(市場経済領域における議題と政策対応軸―「政策レジーム」としての「経済民主化」論争;政策レジームと理論的な観点 ほか)
第2部 金融資本と流動性の仕組み―金融システムリスクと政策体系(システムリスクとマクロ健全性;マクロ健全性政策の体系と規制監督政策)
第3部 産業資本と企業貯蓄―グローバル流動性と資金循環構造(グローバル流動性と企業金融;企業の金融行動―マクロ市場領域における分配の金融構造の仕組み)
第4部 文化資本と政策の公共・社会性(文化資本と文化コンテンツ産業―経済・文化の融成と政策レジーム)
著者等紹介
朴哲洙[パクチョルス]
1957年生まれ。1991年アメリカ・アイオワ州立大学大学院(経済学博士)。韓国通産省・産業研究院研究員、熊本商科大学助教授、ハーバード大学訪問研究員、スタンフォード大学フバー研究所訪問研究員、中国社会科学院訪問研究員、アイオワ州立大学経済学科訪問教授を経て、熊本学園大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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