内容説明
時代の肌理に触れると同時に、時代を超える感度を研ぎ澄ますには、哲学という経験の刷新が必須となる。今、哲学に何を希望できるのか?自分自身が今を生きる一個の希望となるように、哲学それ自身が変貌しなければならない。
目次
1 世界の極限―自然・超越・システム(自然という現実性2;「超越」の名前;ヘーゲル『精神現象学』(一八〇七年)の構想をめぐって)
2 科学の境界―学問・情報・感覚(強度)(デカルトのウナギ、ガッサンディの幾何学;モノの情報学のために;感覚の強度について)
3 経験の変貌―意識・身体・制作・臨床(意識の行方;経験の裂目を舞う身体;障害を組みなおす;「子供が世話される」―性倒錯の生成を理解するために)
著者等紹介
河本英夫[カワモトヒデオ]
1953年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、博士(学術)。東洋大学教授
稲垣諭[イナガキサトシ]
1974年生まれ。東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。東洋大学文学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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