内容説明
自殺の多い国、日本。私的領域分野の問題だと思われていた自殺の問題が、なぜ国家が担うべき「政策」となったのか。そして、どのように実施されてきたのか。詳細な文献・議事録研究およびインタビュー調査をもとにここに明らかにする。
目次
序章 本書の目的と方法
第1章 自殺者数の急増と自殺対策基本法の成立
第2章 自殺実態白書の公表と地域自殺対策緊急強化基金の造成
第3章 政権交代と自殺対策
第4章 地域における自殺対策の展開
終章 これまでとこれからの自殺対策
著者等紹介
森山花鈴[モリヤマカリン]
1981年茨城県生まれ。2004年筑波大学第一学群社会学類政治学専攻卒業。その後、内閣府自殺対策推進室勤務などを経て、2014年筑波大学大学院人文社会科学研究科現代文化・公共政策専攻シビルソサイエティー分野博士後期課程修了、博士(政治学)(筑波大学)。南山大学社会倫理研究所第一種研究所員、南山大学法学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。