内容説明
科目世界史において市民的資質を扱う世界史教育論、世界史授業論、世界史評価論を体系的に研究し、学習者が主体的に国家や社会に関わる「市民的資質」を育成できるように語用論に基づく世界史教育研究方法論を解明する。個々の学習者が歴史との関係を再構築し、歴史を語れるようにした好著。
目次
第1部 世界史単元開発研究の研究方法論(歴史・世界史教育とその研究方法論の現状;市民的資質を育成する世界史単元開発研究の研究方法論;市民的資質を育成する世界史単元開発の事例的研究方法;市民的資質を育成する世界史単元開発の体系的研究方法)
第2部 市民的資質を育成する世界史カリキュラムの構想(言説を考える世界史カリキュラム)
第3部 市民的資質を育成する世界史単元開発研究の実際(単元「言説「帝国」を考える」の開発―学習内容を視点にして;単元「言説「国民国家」を考える」の開発―教育内容を視点にして;単元「言説「福祉国家」を考える」の開発―教材を視点にして;単元「言説「宗教」を考える」の開発―発問を視点にして;単元「言説「平和」を考える」の開発―学習活動を視点にして)
研究の総括
著者等紹介
宮本英征[ミヤモトヒデユキ]
1972年佐賀県生まれ。1999年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期課程修了。2001年安田学園安田女子中学高等学校教諭。2004年広島大学附属中・高等学校教諭。2016年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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