内容説明
韓国の実践から迫る非正規労働運動と社会的連携のあり方。韓国の女性・非正規労働者は自らの利害を代表するため、どう組織化し、非正規保護法の制定、最低賃金の引き上げにいかにして連携してきたのか。
目次
韓国における「周辺部」労働者の利害代表とは
分析枠組の設定
第1部 歴史的背景(「周辺部」労働者をめぐる歴史的背景―1987年の民主化から1997年のアジア通貨危機直後まで;「女性労働運動」をめぐる歴史的背景―労働運動と女性運動の狭間で)
第2部 「周辺部」労働者の組織化過程の分析(「独自組織」の分析―「周辺部」労働者をめぐる活動を中心に)
第3部 社会的連携の多様性(「非正規職保護法」の法制化過程における「周辺部」労働者の利害代表―2つの非正規共同対策委員会の連携を中心に;最低賃金の引き上げをめぐる社会的連携―「最低賃金連帯」(2002年~)を中心に)
「周辺部」労働者の利害を代表するために
著者等紹介
金美珍[キムミジン]
2016年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。一般社団法人生活経済政策研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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