内容説明
離れる他に、できることはないのだろうか。病理/非病理、偽物の愛/真実の愛、不幸/幸福、支配・従属/支え合いなど、多くの両義性を抱える「共依存」をめぐる言説を分析。そこに存在する倫理観を暴き出すことで、臨床の専門家や各領域の理論家が見逃してきた倫理と現実を提示する。
目次
共依存という生き方
第1部 共依存の概念史(共依存概念の誕生史;共依存の病理化;共依存と精神分析)
第2部 共依存の理論とその倫理観(共依存とフェミニズム;共依存とトラウマ論;共依存の回復論)
「異常者」という「忘れられた存在」
著者等紹介
小西真理子[コニシマリコ]
1984年岡山県岡山市生まれ。2014年立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。2014年博士(学術)立命館大学。現在、日本学術振興会特別研究員PD(国際基督教大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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