内容説明
船と船乗りが織りなす近世アメリカの貿易史。海運とともに発展した英領植民地アメリカ。その港町ボストンの貿易の構造を、商船の移動経路や船乗りの役割に注目して究明する。海運記録から構築した独自のデータベースを駆使して、船乗りが積荷の売買から情報伝達までを担っていた、帆船時代の貿易のあり方を描き出す。
目次
第1部 ボストン船の貿易ネットワーク(ボストンの西インド貿易;船長が担う貿易;植民地の非合法貿易;スペイン植民地とのつながり)
第2部 船乗りの生きる世界(ボストンの船乗り;船乗りを取り巻く環境;新聞に見る帆船航海;情報を運ぶ船;船乗りの語る航海譚)
著者等紹介
笠井俊和[カサイトシカズ]
1982年伊勢市生まれ。2014年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(歴史学)。現在、静岡県立大学・愛知大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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