内容説明
ヘーゲル哲学から誕生した現代思想の潮流をたどる。ドイツ観念論という狭い枠組みを超えて、これからどのような方向へ進んでいくのか。19世紀のデンマーク実存主義から、フランスの現代思想と欧米のフェミニズムまで、多岐にわたって発展した学問の体系としての影響力を俯瞰する。
目次
序章 ヘーゲルと現代思想
第1章 デンマークの実存主義―ハイベアからキルケゴールへ
第2章 ドイツの文化哲学―カッシーラーからブルーメンベルクへ
第3章 アメリカのプラグマティズム―クワインからブランダムへ
第4章 現代の英米哲学―ホネットからマクダウェルへ
第5章 フランスの現代思想―ラカンからジジェクへ
終章 欧米のフェミニズム―ボーヴォワールからミルズへ
著者等紹介
寄川条路[ヨリカワジョウジ]
1961年、福岡県生まれ、ボーフム大学大学院修了、文学博士。明治学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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