内容説明
我々は世界をどの程度変えることができるか。「構造と主体」の問題を主軸に、政治学・経済学・言語社会学における最新の理論を取り入れ、政策の「可能性と不可能性」を明確にする大局的分析アプローチを提示する。
目次
政策分析の限界と可能性
第1部 政策分析におけるチキン&エッグ・パラドックス―制度主義・合理主義・構築主義(構造と主体の問題;制度主義的アプローチ;合理主義的アプローチ;政策とイデオロギー分析;構築主義的アプローチ;3つのアプローチを応用する)
第2部 政策分析の研究射程を広げて―日常とネットワークの構築(知識人とメディアの所在と役割;マルクス主義のイデオロギー論;ネットワーク論)
第3部 政策を大局的に分析する―2つの大局的アプローチ(文化的政治経済アプローチ;脱構造主義的アプローチと談話分析;政策過程における談話分析)
著者等紹介
清水習[シミズシュウ]
1984年静岡県島田市生まれ。2003年静岡県立島田高等学校卒業。2006年立命館大学経済学部中退。2009年英国Durham University政治学部政治経済哲学科卒業。2010年英国Essex University政治学部イデオロギーと談話分析学科修士課程修了。2015年上智大学グローバル教育センター特任研究員。2016年英国Essex University政治学部イデオロギーと談話分析学科博士課程修了。現在、同志社大学政策学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- ジャンプSQ. 2017年2月号