グローバル時代の夜明け―日欧文化の出会い・交錯とその残照 一五四一‐一八五三

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771028425
  • NDC分類 702.15
  • Cコード C3070

内容説明

地球規模で人と経済と文化が動き始めた初期近代に、日欧の文化はいかなる往来をしたか。そのとき、日本はいかに異文化と向き合ったか。「出会い・交錯・その残照」の三つの視点からその様態を浮き彫りにする。カラー図版多数収録。

目次

第1章 異文化との出会い(移動する中心―日本におけるオランダ製地図;東西の空間表象―単一の視点、複数の視点)
第2章 交錯するまなざし(異文化のリ・メディエーション―出島のオランダ人と江戸の洋風画家たち;幾何学的透視法への異和感、あるいは聖女ルチアの眼;ダイアスポラとしてのイエズス会印刷機―世界ステージで演じられた擬態的模倣)
第3章 日欧文化交流の残照のなかで(衝撃の意味―日本におけるイエズス会殉教者と視覚の倫理;文化的密航者の変身―江戸の洋風画家たちと旅する西洋宗教版画)

著者等紹介

小林頼子[コバヤシヨリコ]
目白大学社会学部メディア表現学科教授。防府市生まれ。早稲田大学文学部美術史学科で西洋美術史を学んだ後、慶應義塾大学文学研究科、ユトレヒト大学美術史研究所にて17世紀オランダ絵画史研究に携わる。慶應義塾大学、お茶の水女子大学、上智大学、明治大学等の非常勤講師を経て、現職。2012:「ViewPaint vol.1 フェルメール“牛乳を注ぐ女”」にてアジアデジタルアート大賞エンターテインメント(産業応用)部門優秀賞を受賞(監修)(企画・制作はトッパン印刷)

望月みや[モチズキミヤ]
ニューヨーク大学美術史研究所/同大学アブ・ダビ校准教授。東京生まれ。バザール・カレッヂ(学士)、イェール大学(博士)、レイデン大学で17世紀オランダ絵画史を学び、美術史家として研鑽を積む。シカゴ大学、コロンビア大学、サンタ・クラーラ大学、カリフォルニア大学で教鞭をとり、その後、現職。2013:Sarlo Excellence in Teaching Award,Graduate Theological Union.2009:ACE/Mercers’ International Book Award for Religious Art and Architecture for the dissertation,The Netherlandish Image after Iconoclasm.2007:College Art Association Publication Award for the dissertation,The Netherlandish Image after Iconoclasm(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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