土田杏村の思想と人文科学―一九一〇年代日本思想史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 311,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771027138
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3095

内容説明

文明批評家・土田杏村の初期の論説の他、多岐にわたる主題をとおして、人文科学の黎明を考究した画期的な日本思想史研究。

目次

第1部 土田杏村の初期思想(思想形成の出発;文明批評家としての思想の萌芽)
第2部 一九一〇年代における思潮と土田杏村の文明批評(文芸復興と表記されたルネサンス―その意図が褪せるまで;『書齋より街頭に』『哲人主義』にみる田中王堂の思想;“大正デモクラシー”期初頭における知識人たちの憂慮―一九一六年を例として;一九一〇年代におけるサンディカリズムに関する言論と知識人の存在意義;“問題文藝”論の位置と問題点―土田杏村の“問題文藝”論批判を手がかりにして)
第3部 自然科学本位の社会と人文科学の見地(一九一〇年代後半における人文科学の存在意義をめぐる動向と知識人の思想;神秘をめぐる思潮と象徴主義―一九一〇年代を中心として;一九一〇年代における近代日本哲学をとりまく情況と土田杏村の『象徴の哲學』;結論として―一九一〇年代後半における土田杏村の思想と科学の両輪)

著者等紹介

川合大輔[カワイダイスケ]
1979年愛知県名古屋市に生まれる。同県中島郡(現・稲沢市)祖父江町で育つ。2014年名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程人文学専攻日本文化学専門修了・博士(文学)。現在、名古屋大学大学院文学研究科博士研究員、愛知教育大学非常勤講師。専攻は日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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