内容説明
スマホはただの時間食い虫、本はあなたを別の世界、別の時間に連れていってくれるこの上ないパートナーだ。本書は、長年大学の図書館長を務めた著者が、若者に活字とつきあう経験の大切さを語り、本を読むことの喜びを生き生きと伝える貴重な一冊。
目次
楽しい学問―魅力的な変身への招待
無知からの脱出―自立する世界への道
EXILE HIROと知花くららが語る愛―自己愛と他者愛
写真は語る―サルガドと畠山の伝えるもの
便利なものには毒がある―スマホ中毒の恐怖
『人間の条件』を読む―ハンナ・アーレントの闘い
本を通して宗教の世界を覗いてみよう―神・仏と人間
本は世界を知る鍵―いまおきていることを知ろう
古典の森を散策してみよう(1)―『荘子』を読む
意識することの病いと絶望―ドストエフスキーとカフカ
心とからだのむすびつきを考える―脳科学の挑戦
氏と育ちと―科学のフロンティア
夏目漱石の『こころ』を読む―欲望の結末
日本文学に魅せられて―サイデンステッカーとキーン
古典の森を散策してみよう―デカルトの魅力
現代を読み解く―歴史的現在を編集する松岡正剛の試み
「もたないこと」の選択―種田山頭火と尾崎放哉
アフリカ―抵抗の力としての文学
新年―暦と特別な一日の感情
歴史の記録・忘却と記憶―過去との出会い方を学ぶ
歴史小説を読んでみよう―吉村昭の方法
小説を読む喜び―ジョン・ウィリアムズとジャネット・フレイムの贈り物
古典の森を散策してみよう(3)―ショーペンハウアーの世界
贈ることば―スティーブ・ジョブズの卒業式スピーチ
著者等紹介
和田渡[ワダワタル]
1949年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、阪南大学経済学部教授。専攻、哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
みどり