内容説明
「カントにとってのキリスト教とはいかなる宗教であったか?」ドイツ敬虔主義は、カントの思想にどのような影響を与えたのか。これまで触れられてこなかった視点から、全カント哲学の統一的解釈の可能性に一石を投じる著作。「敬虔主義の父」と呼ばれた神学者シュペーナーを中心に、敬虔主義の歴史、本質、影響を仔細にひも解き、カントと敬虔主義の5つの接点を探る、その上で、シュペーナー神学とカント哲学の論点ごとの原典比較を通じ、ドイツ敬虔主義がカントに与えた影響を再検討する。
目次
第1部 敬虔主義(歴史;本質;影響)
第2部 カントと敬虔主義(ケーニヒスベルク;カントの両親;フリードリッヒ学院 ほか)
第3部 カントとシュペーナー(同時代批判;宗教と信仰;キリスト教 ほか)
著者等紹介
山下和也[ヤマシタカズヤ]
1965年東京生まれ。1995年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1999年ボン大学哲学科博士課程修了。2001年ボン大学哲学博士(Ph.D.)。現在、愛知大学法学部准教授(2011年より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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