内容説明
社会の平和的秩序は、その諸制度と構成員たちの協力により形成・維持される。第二次世界大戦後の日本においては、社会の急速な変動に伴って、人間関係が不安定になり、さまざまな局面で制度とのギャップから混乱が生じてきている。新しい秩序の確立を軸にして、ジェンダー、人づくり、グローバリゼーション、社会保障などの現代的課題について考察する。
目次
第1章 自然的人間から人工的国家へ―ホッブズの政治思想
第2章 ルソーの社会思想
第3章 現代倫理の新潮流―英・米
第4章 ジェンダーと社会―自己決定の自由とパターナリズムをめぐって
第5章 現代の人づくりについて
第6章 グローバリゼーションについて
第7章 現代日本の社会保障―何が論点か
第8章 日本の社会保障―どのように形成され、いまどうなっているか
第9章 単純で複雑な国アメリカ
第10章 信頼社会について
著者等紹介
加茂直樹[カモナオキ]
1936年中国長春市に生まれる。1964年京都大学文学研究科博士課程単位取得退学。1970年~99年京都教育大学に助教授、教授、学長として勤務。2000年~10年京都女子大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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