内容説明
著名な講演録の初版本を全訳し、その全容をくまなく解読・解明した画期的な業績。ドイツ各地における徹底的な史料調査と、周到な時代考証によって、ヴェーバーの真意を明示し、その知られざる“闘争の契機”を浮き彫りにする。日本初紹介のものを中心に、貴重な「資料」を付す。
目次
第1部 読解編(職業としての学問(訳文と要説・注解)
叢書「職業としての精神労働」へのあとがき(イマヌエル・ビルンバウム)
全四十段落の論理構成―“否定”と“闘争”のダイナミズム)
第2部 研究編・資料編(研究編 自己の生を賭けた内部告発と熾烈な闘争宣言の書―『職業としての学問』の定位と射程;資料編)
著者等紹介
野崎敏郎[ノザキトシロウ]
1959年松江市生。1993年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学(社会構造基礎論専攻)。福岡教育大学講師、同助教授、佛教大学助教授を経て、佛教大学社会学部公共政策学科教授。専攻、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。