哲学としての美学―“美しい”とはどういうことか

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771024977
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C3010

内容説明

プラトンからアドルノまでの“美”論を批判的に精査したうえで、“美しい”とはどういうことか、をハイデガーの存在論の見地からここに解明する。ウィーン大学を代表する哲学研究者、G.ペルトナー教授の待望の翻訳。

目次

“哲学としての美学”の対象の定義をめぐる問題
古代形而上学における“美しさ”への問い
存在の開示性としての“美”
“美”の真正な場所としての芸術
“美しさ”の主観化と美学的解釈
シェリング 無限なものの有限な表現としての“美”
ヘーゲル “美しい技芸”(芸術)についての哲学としての美学
ローゼンクランツ 醜さの美学
ショーペンハウアー 現存在における苦悩からの一時的救済としての、美感的静観
ニーチェ 生の刺激剤としての美しい仮象
“美”と存在の分裂 “純粋に美感的なもの”としての“美しさ”
アドルノ 未来への追憶としての“美”
“哲学としての美学”の新たな出発にあたっての問題状況をめぐって
“美しいものとの根源的な出会いの経験”の諸構成契機

著者等紹介

ペルトナー,ギュンター[ペルトナー,ギュンター] [P¨oltner,G¨unther]
1942年ウィーンに生まれる。1967年ウィーン大学博士号取得。1976年ウィーン大学教授資格論文提出。1981年ウィーン大学教授。現在、ウィーン大学名誉教授

渋谷治美[シブヤハルヨシ]
1948年生まれ。埼玉大学名誉教授、放送大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yoshi

1
プラトンからバウムガルデンが美学を定義づけその後、ヘーゲル、ニーチェ、アドルノまでの美学をたどり「美しい」とはどういうことかを哲学の中から考察していく。 シラーやシェリング、フィッシャー、リップス、クローチェも扱っているので、美学史によさそうだが中身は本格的なので読むのに力が必要だった。 一通り美学を巡ってもう一度帰ってこようと思える本だった。2020/03/24

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