摩擦する「母」と「女」の物語―フランス近代小説にみる「女」と「男らしさ」のセクシュアリティ

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  • サイズ A5判/ページ数 249,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771024885
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C3036

内容説明

「子ども」たちはごまんと登場する。だが、その「子ども」たちは、彼らが書かれるために存在するのではなく、「女」が「母」になる瞬間として描かれるのだと。本書が注目するのは、それゆえ、「母」になる「女」がその過程で経なければならない「身体」の経験、そして「セクシュアリティ」の問題である。

目次

第1部 「母」と「女」のセクシュアリティ(「母」は「女」か?;「娘」と「妻」・「妻」と「母」のあいだ;「産まない妻」とその身体;「浮気をする妻」とその子どもの可能性;母と娘・娘の母)
第2部 「男らしさ」と「女」たちの立場(「男らしさ」をめぐって;生き残った軍人たち―ホモソーシャルの十九世紀;世紀病の男と年上の女;母の息子たち)

著者等紹介

高岡尚子[タカオカナオコ]
1964年大阪府吹田市生まれ。大阪大学大学院文学研究科仏文学専攻博士課程修了。博士(文学)。現在の主な専門研究分野は、19世紀フランス文学/ジェンダーと文学。現在、奈良女子大学研究院人文科学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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