目次
交差するガヴァナンスと「人間の安全保障」―グローバル・サウスの視点を中心に
第1部 グローバル・ガヴァナンスの動態(ガヴァナンスに向けた国連の役割;グローバル・ガヴァナンスの指導原理と基本的価値―欧州法の展開から;非国家主体による「規範」の形成と重層的ガヴァナンス)
第2部 ローカル・ガヴァナンスと「人間の安全保障」(中国の権威主義体制の地殻変動と多元化社会の可能性;インドの「情報の権利法(2005)」―民主的統治を求めて
グローバルな水ガヴァナンスと人間の安全保障―バングラデシュ・ガンジス川下流域の事例から
ブラジルの伝統的知識をめぐる民主的ガヴァナンスに向けて―アクセスおよび利益配分に関する企業-地域社会の交渉の事例)
第3部 揺れる越境型ガヴァナンスと「人間の安全保障」(東南アジアにおける人身取引と「重層的ガヴァナンス」;東南アジアにおけるアソシエーションと越境型デモクラシーの可能性;中東・マグレブ諸国における異議申し立てのネットワーク―ヨルダンの事例から;市民社会と民主主義は越境型暴力に耐えられるか―NAFTAにおける平和的ガヴァナンス構築)
第4部 ネットワーク型ガヴァナンス構築に向けて(アフリカにおける多国籍企業に対峙する社会運動の現実と可能性;ネットワーク化する華僑―浙江省青田僑郷の拡張と変容;グローバル化する中国は米州の国際関係を変えられるか―ホルヘ・R.ディ・マシ/ビクトル・ロペス・ビジャファーニェ;ヨーロピアン・ムスリムのガヴァナンス構築と移民社会の将来)
著者等紹介
松下冽[マツシタキヨシ]
立命館大学国際関係学部特任教授。1947年生まれ。明治大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(国際関係学)
山根健至[ヤマネタケシ]
立命館大学立命館グローバル・イノベーション研究機構専門研究員。1977年生まれ。立命館大学大学院国際関係研究科博士課程後期課程修了。博士(国際関係学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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