内容説明
本書は、『マクベス』を全面的に新訳として見直した。また、注目すべきは巻末収録の解説で、歴史研究に依拠しながら実在するスコットランド王マクベス(在位1040‐1057年)と物語世界のマクベスを比較検証することで、シェイクスピアの『マクベス』の虚像と実像を見定め創作過程を解明した。
著者等紹介
吉田秀生[ヨシダヒデオ]
1948年富山県生まれ。1976年同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、立命館大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aya Murakami
74
他館取り寄せ図書館本。 某洋ゲーで主人公の一人である心優しいアンドロイドが作品中で読んでいた本の1冊。シェークスピア4大悲劇としても有名。 悲劇ということでジメーっとした話もしくはおどろおどろしい話を想像しましたが意外にも爽快な悲劇でした。 マクベスを誘惑する魔女さんがなかなかの曲者。マクベスを直接誘惑するだけでなく奥さんなんかも誘惑して…、外堀を埋めるようなやり口はなかなかの陰湿さでした。2019/05/05
のり
2
マクベス、最初良い人かと思ったのにどんどん悪い方に転がって行った...2017/11/10