内容説明
サブプライム問題に端を発した世界金融危機。その後も世界経済はユーロ危機など大きな不安定要素を孕んだ状態が続いている。本書では、2007年から2009年までを、リアルタイム・データと公表文書を用いて、各国中央銀行がとった金融政策の妥当性を再検討する。ますます不安定になる世界経済のなか、世界が翻弄されたこの危機をいま一度振り返る。
目次
第1章 世界金融危機の生成メカニズム
第2章 危機の前兆―2007年1月‐2007年7月:パリバ・ショック前
第3章 金融危機の波及―2007年8月‐2008年3月:パリバ・ショックからベア・スターンズ破綻まで
第4章 金融緩和の停止―2008年4月‐2008年8月
第5章 リーマン・ショック以降の急激な収縮と信用不安―2008年9月‐2009年6月
第6章 回復への重い足取り―2009年7月‐2009年12月
第7章 政策運営に関する評価
第8章 政策運営に関する考察
著者等紹介
地主敏樹[ジヌシトシキ]
1959年生まれ。1989年ハーバード大学大学院修了(Ph.D)。現在、神戸大学経済学部教授
小巻泰之[コマキヤスユキ]
1962年生まれ。2001年筑波大学大学院経営政策科学研究科博士課程修了。現在、日本大学経済学部教授
奥山英司[オクヤマエイジ]
1973年生まれ。2003年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、中央大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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