内容説明
経済発展と環境政策は、両立しうるのか?経済発展の著しい中国。しかし、同時に大気や水質の汚染、開発による環境破壊が深刻化している。世界の成長エンジン中国の環境法政策は、どこまで有効なのか。ガバナンスの有効性を多角的に分析し、その可能性を探る。
目次
中国の環境法政策と執行メカニズム―地方政府の環境ガバナンス
第1部 行政、司法、民間活動における環境ガバナンス(中国環境法執行の強化とその改革の課題;中国環境司法現状に関する調査―裁判文書を中心に;中国における環境法の執行と司法の役割;静脈産業発展における法政策;中国の環境汚染抑制に寄与するNGO活動の発展)
第2部 生態環境保全と環境ガバナンス(中国生態環境保全事業と環境財政―造林事業を中心に;中国各地の気温変化の実態―地球温暖化対策に向けて;生態移民政策の研究と課題;近代陝西省における開発と森林資源;陝省における生物多様性保全と自然保護区)
環境法規制の執行と環境ガバナンス―先進国の経験と中国の課題
著者等紹介
北川秀樹[キタガワヒデキ]
1953年京都府に生まれる。京都大学法学部卒業後、京都府庁勤務。1999年大阪大学大学院公共政策研究科博士後期課程修了、博士(国際公共政策)。2002年京都府庁退職。龍谷大学法学部助教授。現在、龍谷大学政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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