内容説明
大震災で壊滅的被害を受けた経済。行政は復興の名の下、莫大な予算を付けるが、一向にあがらぬ成果。不況のうえに、負担は重くのしかかる。苦しくなる人々の生活。どうすれば地域社会は再活性化するのか。根本的問題を究明し、その処方策を探る。
目次
未来の「海の文化都市」ポートアイランド
宮崎市政―「神戸市株式会社」
日米貿易摩擦とバブル経済―神戸経済にとっての意味
阪神・淡路大震災
2つの大震災と金融政策
国家の復興政策―復興対策本部と復興委員会
国会における復興予算審議―震災復興からオウム事件・円高対策へ
金融・経済危機下の被災地経済の停滞
あだ花の産業復興政策―エンタープライズゾーン構想とKIMEC構想の挫折
大震災から10年
政治家に問われる「情熱、責任感、判断力」
著者等紹介
藤本建夫[フジモトタテオ]
1974年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、甲南大学経済学部教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。