暗い時代の三人の女性―エディット・シュタイン、ハンナ・アーレント、シモーヌ・ヴェイユ

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  • サイズ A5判/ページ数 260,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771021129
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

内容説明

ユダヤ人であること、女性であること、そして学問すること―大戦の時代を生きた三人の女性哲学者。運命愛と世界への愛に捧げられた人生を描く。

目次

第1部 形成期(どんな幼少時代?;どのような教育を?どのような師に?;「プラトンは私の友、しかし最良の友は真理である」(アリストテレス)―師への批判
自分たちの女性性とどのような関係を?
運命愛とユダヤ人の条件)
第2部 世界へのどのような関わりを?(一九三三‐一九三九年)(一九三三年;一九三五年;一九三六年;一九三八年;一九三九年)
第3部 亡命(一九四〇‐一九四三年)(一九四〇年;一九四一年;一九四二年;一九四三年)

著者等紹介

庭田茂吉[ニワタシゲヨシ]
同志社大学大学院文学研究科哲学及哲学史専攻博士課程(後期課程)修了。博士(哲学)。現在、同志社大学文学部教授

沼田千恵[ヌマタチエ]
同志社大学大学院文学研究科哲学及哲学史専攻博士課程(後期課程)満期退学。現在、同志社大学嘱託講師

冨岡基子[トミオカモトコ]
大阪大学大学院文学研究科博士課程中途退学

西田充穂[ニシダミツホ]
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学

服部敬弘[ハットリユキヒロ]
同志社大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程(前期課程)修了。現在、同志社大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程(後期課程)在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4
著者であるシルヴィ・クルティーヌ=ドゥナミの「シモーヌ・ヴェイユ/天上の根を求めて」がとても良い一冊だったので本書にも手を伸ばす。暗い時代、大戦の時代を生きた三人の女性哲学者、エディット・シュタイン、ハンナ・アーレント、シモーヌ・ヴェイユ。共通するそれぞれの時代背景、全体主義の台頭。フッサール、ハイデガー(或いはフッサール、ヤスパース)、アランとの師弟関係。そして、それぞれが生きた人生と真摯さ。本書も凄く勉強させられ、知識吸収=引き込まれる一冊だった。著者の新本があればまた読みたい。 2022/08/10

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