目次
序章 パリスの誤審
第1章 追放された予言者―レオン・ブルムと妥協の代償
第2章 不承不承のモラリスト―アルベール・カミュとアンビバレントな感情の不快
第3章 周辺的インサイダー―レイモン・アロンと理性の報い
著者等紹介
土倉莞爾[トクラカンジ]
1943年満州国生まれ。1971年神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現職、関西大学法学部教授
長谷川一年[ハセガワカズトシ]
1970年岡山県生まれ。1998年同志社大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現職、島根大学法文学部准教授
渡辺和行[ワタナベカズユキ]
1952年岐阜県生まれ。1983年京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現職、奈良女子大学文学部教授
神垣享介[カミガキキョウスケ]
1954年広島県生まれ。1983年関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。現職、天理大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽん教授(非実在系)
4
フランスの知識人はサルトルを筆頭に常に党派的に無責任に動こうとするような状況であった。そんな中でも責任もって現実と格闘し中庸であろうとした知識人として、フランス人民戦線内閣首相になりながらも右だけでなく共産党更には社会党内部からも批判されたレオン・ブルム、ノーベル文学賞を受賞しながらもサルトルたちに攻撃されたカミュ、現実を明晰に言い当てすぎて嫌われたレイモン・アロンの三人に焦点を当てて説明する。三人とも苦労人だが、特にアロンの悟った様子は渋くて格好良い。誰も歩きたくない道を歩く人々を激励する必要を感じた。2016/01/21
Ryueno
0
前提知識が足りなかったからか、かなり難しかった。要再読。2011/01/26
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